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Tre-Citta
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ねこ元気
四月下旬、母が「近所に小さい三毛猫がいてる」と言い出した。母は一月ぐらいから見かけているが、未だに小さくて、ついエサをやったらしい。
どんな猫かなと私も会社への行き帰り気をつけて周りを見ると斜め向かいの路地にいた!確かに小柄な三毛猫だ!きっと2kgもないだろう小さい猫だ!しかし毛色はきれいだが不細工な猫だ!
翌日私は休みだったので昼まで寝ていたら「にゃ〜」とかなり大きな声が聞こえてきた。外に出てみるとやはり斜め向かいの路地で三毛猫が鳴いている。 つい私もエサをやってしまったが、警戒心が強い。ファーっと怒っているが、しばらくするとエサを食べた。
何度かエサをやるうちにだんだん近づいてくるようになった。 でもやっぱりこちらから近づくと怒る。
五月になると、かなり慣れてきたのか、私がチャリンコで帰宅すると家の前の道路まで来るようになった。 だが、まだ近づくと怒る。
五月の下旬になったら、もう玄関ポーチで待っているようになった。 近所の人がみんなうちの飼い猫と勘違いし始めた頃だ。
やっと自分から近づいてくるようになったので頭を撫ぜたら怒らなかった。
そして、ふと気が付いた。 お腹が膨らんでいる。 うわ〜妊娠してる〜。母と避妊手術させようかと話していたところだったが、既に遅かった。
その頃になると近所でもこの猫は存在感をアピールしていてみんな知っていた。 どうやら寝床は斜め向かいの路地らしい。 斜め向かいの人は猫好きなので怒らないから寝床にしているらしい。
私はその頃仕事をしていても、家に帰っても三毛猫の事で頭がいっぱいだった。 本音は飼いたいが、現在我が家には既にアメリカンショートヘアの雑種のデカイ(6kg)雄猫がいる。 妊娠していなければ強引に飼ったかもしれないが、この状態で共存は無理だ! 妊婦の環境ではない! そして成猫にしては小さいので無事産めるのかどうかも心配だ。
そして、6月中旬のある日、お腹が引っ込んでいたと母が言った。 本人は無事らしいが、子猫の安否が不明だ。 鳴き声もしないのでどこで産んだのかも分からない。
今月上旬、初めて子猫の鳴き声が聞こえた。一匹っぽい。 あ、一匹やけど育ってるんやと安堵したが、やっぱり場所が分からない。
斜め向かいの人に聞いたらどうやら出産場所はその斜め向かいの人の二階のベランダで、ダンボールがたくさん置いてあったのでそこで産んだらしい。 四匹産まれたようだが、二匹どこかに持って行き、二匹残っているとの事。 そのうちの一匹が溝に落ちていたのでかわいそうになり飼っていると言っていた。一匹は貰い手がつき、かなりほっとした。
残り一匹は私も見かけた。茶トラでヨタヨタ歩いていた。 どこかに持って行った二匹の行方は分からない。
そして先日、斜め向かいの人がベランダを片付けた。 かわいそうやけど、また産まれても困るかららしい。
その昼過ぎ、母からメールが入った。 「庭の給湯器の下に子猫がいるみたい」 母が玄関ドアを開けると、親の三毛猫がいつもは斜め向かいから来るのに庭から来るようになったらしい。
仕事から帰り、給湯器のあたりを探したら確かにいた! 茶トラの子猫が一匹!
でも斜め向かいからまだ子猫の鳴き声が一匹分聞こえてくる。 飼われている一匹、ここにいる一匹、じゃあ行方不明のうちの一匹だと思ったが、場所が分からない。
言っても分からないが、親の三毛猫に「あんたもう一匹連れておいで」とつい言ってしまった。
数時間後、ドアの外から鳴き声が聞こえた。 出てみると玄関ポーチに親猫と親猫にそっくりな三毛の子猫がいた! 本当に連れて来たのだ! しかも何故か見せるかのように庭ではなく玄関ポーチに連れて来た! かなり感動して瞼の裏が熱くなった。
とりあえず、三毛チビも庭に移動させ、茶トラの子猫も元気なのを確認してその夜は寝た。
翌日仕事中に母からメールがあった。 「子猫が一匹増えてます。大変な事になってます」 思わず笑ってしまったが・・・。
帰宅して庭を確認すると確かに三匹いる! 茶トラが二匹、三毛が一匹、計三匹になっている(笑)
斜め向かいで買われている(雉猫)一匹を入れて計四匹、産まれた全員の生存が確認された!
今子猫には離乳食を与えている。 家の中では飼えないが、外で飼おうと決めた。 以前飼っていた犬用の小屋も整理して空けてみた。
まずはミルクの時期が過ぎたら親猫の避妊手術だ。 子猫は三毛がメス、茶トラ二匹がオスのようである。 こいつらも半年後には避妊手術と去勢手術だ。 これを行わないと外で飼えないし、近所からクレームが出る。
10万円ぐらいとぶ覚悟を決めた(^_^.)
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